この記事で分かること
- FireHD 10タブレットと中華製タブレットはどう違うか
- FireHD 10を実際に使って実用に耐えるのか
- 安いタブレットはFireHD 10が最善なのか
購入したいタブレットの条件:高画質、10インチ、予算は1~2万。
悩みに悩んで「Amazonのタブレット Fire HD 10」にしました。
3万円あればiPadやHUAWEIの高性能タブレットがある。しかし2万以下となると知名度の低い中華ブランドか、Amazon、型落ち中古しかない。
2万以下だと選択肢が狭いのは事実。しかし1年以上使っていますがFire HD10タブレットを選んで良かったと思っています。
使いやすいようにカスタマイズしたところ、自炊本や雑誌、動画視聴目的でほぼ満足いく結果になりました。
視力が衰えてきたアラフォーでも10インチの大画面だったらクッキリ文字が見えるのが良い所。
なぜ性能が良くてコスパ高い中華タブレットを選ばなかったのか。
AmazonのFire HD10との決定的な差はwidevine L1に非対応だからです。widevine L1に対応していないとプライムビデオやNetflixをHD画質でストリーミング再生できません。
出先ならともかく自宅でわざわざダウンロードして見ないですよね。中華タブレットに有機ELのタブレットがありますが、HD画質じゃなきゃ意味ないです。
中華タブレットのデメリットやwidevine L1について、FireHD10のレビューから初期設定まで書いています。
安いタブレットを探している方の参考になればと思います。
- FireHD10タブレットを選んだ理由と中華タブを辞めた理由
- FireHD10の使用感
- FireHD10のフィルムやカバーいる問題FireHD10の実際に感じたデメリット
中華タブレットをやめてFireHD10を選んだ理由
絶対失敗したくない!
中華タブレットではなくAmazonのFireHD10を選んだ大きな理由です。
- TECLAST
- CHUWI
- ALLDOCUBE
- VANKYO
ファーウェイのような有名メーカーじゃなく、主に上記の商品を検討。
一見Fireタブレットより良さげそうだけど口コミ等調べていくうちにデメリットが見えてきました。
(口コミ全般が中華タブ全部に当てはまる訳ではありません。ご了解ください)
- 画面サイズ:10インチ
- 予算 : 10,000~15,000円
- 解像度:1920×1200
ちなみに私が希望する購入条件は以上の3点。
大きな画面で解像度の高いタブレット、しかも激安価格が欲しい。
大きなタブレットならiPadが最強だけど予算的に無理。
Androidは「無名中華タブレット」「Fire HD10」「型落ち中古」ぐらいでした。
中華タブレットを選ばなかった理由は以下の通りです。
理由1:中華タブは数値に表れない不具合がある
中華タブレットはカタログスペックだけ見るとお買い得感があります。
- メモリ3GB
- 1920×1200
- IPS
- HDMI
- 最新2020年
(2020年時の検索結果)
性能だけ見ると十分で、値段も1~1.5万くらい。最初中華タブレットでいいかと思っていました。しかし、
「タップ感度が悪い」
「突然文鎮化した(動作・応答せず、修復も難しい状態)」
口コミなどを調べると悪い評判があり、当たり外れがあることがわかりました。(もちろん買って満足した方います)
また
「スペックはFireHD10より上なのにカクつく。FireHD10は安定している」
といった口コミも。
中華タブレットは数値に表れない部分に手抜きがあるんじゃないかと感じました。
「安いのには理由がある」
中華タブに限らず中華製品につきものの話。
個人的に「1,000~2,000円くらいならいいが1万円以上は無理」と判断して中華タブは諦めました。
理由2:Youtubeがカクカクして観られない
1~1.5万円の中華タブレットにYoutubeすら満足に観られないものがあります。
360~480pなどの低解像度の動画なら良くても、720~1080pの高画質動画はダメ。
10インチタブレット買って高画質動画が観られないって相当ストレス。購入意欲が消えました。
理由3:安い中華タブはwidevine l1に非対応
アマゾンのプライムビデオは端末がwidevine L1に対応していないとHD画質でストリーミング再生できません。
HUAWEIのM5やT5といった少し高めの中華タブレットはありますが、安い中華タブレットはほぼWidevine L1に対応していません。
ALLDOCUBEなど有機ELの高コスパタブレットも動画の画質が悪かったら意味がないです。
無名の中華タブレットでは、プライムビデオやNetflixの動画をHD画質でストリーミング再生できませんので注意してください。
widevine とはデジタル著作権管理方法で、Andorid端末にのみ採用されています。WidevineにはセキュリティーレベルがL1~L3まであり、L1が一番セキュリティ評価が高いです。
理由4:サポートの返答がない
「サポート連絡しても返事なし」
不具合が出て連絡したがいつになっても返答が来ない、という口コミがありました。
当たり外れがあってサポートなし、はちょっと厳しい。
アマゾンのFireHD10なら購入して1年以内の不具合は交換可能。
水漏れや落下などの自損行為で壊れたのでなければ、すぐに対応してくれるのでFire HD10は安心感があります。
結論:中華タブレットはHD画質動画が見られない!
スペックが高く魅力的に見える中華タブレット。品質にムラがあり、当たり外れがあるのでやめました。
そして当たり機種であってもAmazonプライムビデオやNetflixをHD画質で見ることができないのが、安い中華タブレットを選ばなかった理由です。(ダウンロードすれば見られます)
「人柱になっていい。気になるから買ってみたい」とスーパーレア狙いでガチャするならいい。
私のように初めて10インチタブレットを買って満足したい、損したくないという人には中華タブは向いていません。
安いタブレットで良い商品を買いたいなら妥協が必要。
FireHD10は不具合があった場合の安心感があります。
中華タブレットに保証を求めるのが無理があって漠然とした不安感がぬぐえないなら止めた方がいいなと感じました。
FireHD10が5,000円引きされるセールが後押し。
Amazonセールでたびたび安くなっているので、セールされているかチェックしてみてください。
【2021年】新型Amazon FireHD 10のレビュー
Fire HD10は初めて買った10インチタブレットです。(8インチタブ所持)
同じ解像度の8インチタブ(MeMO Pad 8 AST21)から乗りかえましたが、文字や動画の視認性がアップしました。見やすさを取るなら画面サイズは大きい方が絶対良いです。
Fire HD10の特徴:コスパ高い
Fire HD10はコストパフォーマンスが高いです。【15,980円(セール価格:10,980円~)】
1.5万円くらいで高解像度(1920×1200)のタブレットは、Fire HD10か中華タブレットぐらい。
1~2万の予算では1280×800の解像度しかなかったです。
1920×1200の解像度だと1280×800と比較して文字の視認性が高いです。
動画や雑誌、本などが主な使い道だったので「大きなサイズのタブレットを買うなら・・・」と譲れませんでした。
FireHD10のコスパが高い理由は「アマゾンが自社サービスを使って欲しいから」
アマゾン商圏に囲いたいがゆえに、利益度外視で性能の良い商品を販売しているんだと思います。
ですからFire HD10を最大限生かすならアマゾンプライム会員がベスト。
無料アカウント登録でFireHD10自体は使えますが、プライムビデオやKindle読み放題サービスなどを使った方が便利。
まだ試したことないなら30日間の無料体験を利用すればタダで動画や音楽が試せます。
FireHD10は人工知能アレクサ搭載なのでスマートスピーカーが代わりになります。
画面付きのスマートスピーカー Echo Showとほぼ同等で、声で操作して動画視聴、フォトフレーム、音楽鑑賞などできます。
Fire HD10の外観:シンプルで堅牢性バツグン
Fire HD10の外観はシンプルな作りでプラスチック満々です。
iPadのような高級感はないですが堅牢性はバツグンで、iPad Proの4倍耐久性が高いそうです。(落下時)
どうしても外観が嫌ならば気に入ったデザインのケースで本体を覆ってしまいましょう。
- 画面上:音量・USB-C・電源ボタン
- 画面左:スピーカー
- 画面右:SDカードスロット(最大512GB)
操作系統のたぐいは画面上部にまとまっていますので使いやすいです。
スピーカーは横にして見る前提なのか左にありました。
Fire HD10の機能:最適なコンテンツ消化デバイス
Fire HD10は動画や電子書籍を見るために最適なデバイスです。
タップ操作が悪いと感じたことないし、動画がカクつくこともありません。
スピーカーの音もなかなか迫力があると感じましたが、イマイチだと感じたら自前のヘッドホンなどを使えば問題ありません。
プライムビデオも極端に遅い回線でなければ、HD画質をストリーミング再生できます。
子供がアニメ観るのに使ったり、出先で映画観たり。
5年前に買った8インチのタブレットが激重だったのでかなり快適になりました。
FireHD10の特徴:WideVine L1対応だからHD画質動画が見られる
FireHD10などのFireシリーズならアマゾンプライムビデオやNetflixなどのサブスク系動画をHD画質で見られます。
中華タブは非対応でFireHDシリーズはWideVine L1に対応しているからです。
ダウンロード再生はできますがやっぱりストリーミング再生で動画観たいです。
Netflix公式の【NetflixをHDで視聴する】を見てもらえば分かるとおり、対応タブレットは有名メーカーのみで格安中華ブランドはありません。(HUAWEIのM5やT5など)
それだけアマゾンのFireHDシリーズのセキュリティレベルの評価が高いとも言えますので安心して使えますね。
FireHDシリーズを比較:雑誌は特に10インチがいい
Fire HD10(2019) | Fire HD8(2020) | |
---|---|---|
解像度 | 1920×1200 | 1280×800 |
画面サイズ | 10.1インチ | 8インチ |
HDサポート | 1080pHD解像度 | HD解像度 |
メモリ | 2GB | 2GB(plus3GB) |
ストレージ | 32/64GB | |
外部ストレージ | 最大512GB | 最大1TB |
バッテリー | 最大12時間 | |
bluetooth | 4.2LE | 5.0LE |
重さ | 584g | 355g |
Fire HD10とFire HD8(plus)の比較表。8インチの方が229g軽く10インチより新しい。
「使う場所は自宅や車の中」「電車移動にまでタブレット持ち込まない」っていうならHD10の方がいい。
解像度が高く1080p画質の高画質動画観られるので満足度が高いです。
また「10インチは手持ちで使えないから8インチ買うべき」
という意見がありますが、腕を固定すればそんなに苦ではありません。
肘置きがあるイスで使えば2~3時間使ってても平気。どうしてもダメなら置いて使えばいい。
8インチは画面サイズが小さい。持ち運びにはいいけど雑誌の文字はピンチアウトしないと文字が読めません。
漫画単行本の見開き1ページ表示ならいいです。
でも雑誌が読みづらくてしょうがないので10インチのタブレットがどうしても欲しかった。FireHD10を購入した大きな理由です。
「迫力のある動画を観たい」「雑誌や漫画を大きな画面で読みたい」そう思うなら10インチを選んだ方が良いです。
8インチと比べて文字や画像の見やすさは全然違いました。
ただし普通の小説などの電子書籍を読むなら、Kindle Paperwhiteがおすすめです。
雑誌や漫画ならFireHD10がいいです。ただ文字が多い電子本ならKinedle Paperwhiteの方が、紙の本を読んでいる感覚に近く目に優しいです。
2015年版ですが大まかな機能は変わってません。気になる方は記事がありますのでどうぞ。
⇒電子書籍なのに紙のよう!文字を読むならKindle Paperwhiteおすすめ。自炊本にも最適
Fire HD10のデメリット2つ
- 認証がしょぼい
- 高負荷ゲームができない
Fire HD10は満足してるけど、値段が安いのでそぎ落とされた機能もあります。
認証は4桁以上の数字とパスワードのみ
FireHD10は数字認証とパスワード認証だけで、顔認証・指紋認証はありません。
毎回タブレット開くときにいちいち手入力するのはちょっと面倒で認証なしの設定も選べません。
ただパスワード認証でセキュリティ上問題ないですし、認証が必要ないなら「0000」とかカンタンな数字にすれば気になりませんでした。
高負荷ゲームが止まる報告あり
非公式のGoogle Playインストール前提の話です。(自己責任)
高負荷ゲーム、デレステやバンドリ!などの音ゲーで止まる報告がありました。
ちなみにPUBGモバイルなら「HD画質」「フレーム設定:高」を選ぶことができます。
軽いゲームなら普通に動くけれど音ゲーなんかは無理。
ゲーム性能を求めるなら別のタブレットを選んだ方が無難です。
【結論】Fire HD10はコスパ高い10インチタブレット
Fire HD10は動画・雑誌用と考えるならば最高のコンテンツ消化デバイスです。
逆にペンでお絵かきしたりなどクリエイティブな目的には不向き。
逆に高解像度画面で高画質動画を見たり、雑誌を読んだりするのにもってこいのタブレットです。
ある程度割り切って使う用途であれば値段も安くコストパフォーマンスは一番高いです。
子供にオモチャのタブレットを購入するくらいなら、値段がほとんど変わらないのでFireHD10を子供用設定にして使わせた方がよいと思います。
【2021年】新型FireHD10のフィルムやカバー、カスタマイズ方法
Fire HD10をもっと快適に使うためにカスタマイズしました。もちろん買った素のままでも十分使えるデバイスです。
新型FireHD10のフィルムやカバー購入
FireHD10は「画面の映り込みが結構強め」と聞いていたのでフィルム、ついでにカバーも買いました。
フィルムはAmazonおすすめ、カバーは非純正で使えそうなのをチョイス。
FireHD10の反射防止フィルム
タブレット購入と同時に買った反射防止フィルムです。
FireHD10は安いし裸運用でいいやと思っていましたが、口コミで「反射がキツい」とあったので購入。
カメラの部分もずれることなく貼れて満足。
サラサラとして反射も抑えられてタッチ感度も良好です。フィルムなくてもいいけど動画観て自分の顔アップが嫌なら必要でしょう。
FireHD10のカバーは廉価版
FireHD10のカバーは廉価品です。
たくさんあるFireHD10互換カバーの口コミを見まくって買いました。
本を読む時にカバーの折り目を畳んだり、三角にしたりして使っています。
動画視聴時はタブレットを横にし三角折り。
商品画像のカバー布地に穴がありましたが、届いたカバーにはありませんでした。
ただスピーカー穴が塞がれないので問題はありません。
カバー横に磁石が2つ。
磁石の強さは、逆さにしてもカバーが取れないが揺らすと取れる程度。
純正カバーより60%以上安いカバーですが半年以上使っても問題がなく使えています。
FireHD10にGooglePlayインストール(自己責任)
Fire HD10にGooglePlayをインストールしました。(※完全自己責任)
FireHD10の最大のデメリットはGooglePlayが使えないこと。Fireタブレットを買うかどうか一番悩んだポイントでした。
GooglePlayの代わりにAmazonアプリストアが使えますが、アプリ数が少なく更新してないのも多いです。
どうしても使いたかったアプリは「Dマガジン」と「 Perfect Viewer」
Perfect ViewerはAmazonアプリストアにありましたが、Dマガジンなくてブラウザ上で見る方法しかなかった。
最初は「ブラウザでDマガジンが読めればいいや」と思っていたのに、やっぱり使いづらく慣れない。仕方なくGooglePlayを入れることに。
GooglePlayを入れるために「root化」や「脱獄」と言った難しいことはしませんので簡単です。
パソコンに繋ぐ必要もなく、Fireタブレット内のブラウザでできます。スマホにアプリをインストールするのと大差ない感じ。
- WebサイトからGoogle Play関連の実行ファイルを4つダウンロード
- ファイルを順番にインストール
10分ぐらいでできます。Fireタブレットを半年程度使ってますが問題はありません。
もし買ってどうしても使いたいアプリがありましたら、ググッてみてください。 Amazonサポート外ですので自己責任でお願いします。
FireHD10の広告を消す
Fire HD10は最初タブレットのロック画面に広告が表示されます。
そのままで使えますがちょっと目障りになったので非表示設定にしました。
広告設定をオフにすれば表示されません。
ゲームやアニメなどの広告が気になる方は設定変更しましょう。
Fireタブレットの名前を変える
デフォルトだとFireタブレットのステータスバーに「〇〇さんのFire」と表示されます。
本名丸出しはちょっと恥ずかしいので別名に変えました。
ここで好きな名前に変更できます。気にならなければOKです。
Fire HD10はHD画質でストリーミング再生できる数少ないタブレット
安くて大きな画面のタブレットが欲しいならFire HD10がおすすめ。
1万前後なのに画面がキレイで迫力のある動画観られます。しかも自然故障1年保証つきです。
サブスク系動画をHD画質で見たい人にピッタリだと思います。
- 安くて大きいサイズのタブレットを探している
- アマプラやNetflixの動画をHD画質でストリーミング再生したい
- アマゾンプライム会員
- 動画や雑誌を大きな画面で読みたい
- 子供の知育用にタブレットを買いたいと思っている
同価格帯の中華タブレットで冒険してもいいです。当たりを引く人はいます。
しかし「失敗したくない」「1万円でも無駄にしたくない」と考えるならやめた方が無難です。
せっかく買ってタッチ感度が悪かったり、高画質動画が見られなかったりしたら・・・後悔してしまいます。
指で画面の文字を大きくしないと見えなくて不便なら、コスパ高いFireHD10を使ってみてはいかがでしょうか。
⇒【WideVine L1対応】 第11世代 Amazon Fire HD10【Kindle3ヶ月読み放題付き】
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