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UQ WiMAX2+速度制限問題まとめ!なぜ炎上訴訟騒ぎに発展したのか

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UQ WiMAX2+の速度制限が問題となって、Yahooニュースで取り上げられるまで炎上しました。

日本の携帯キャリアの契約はわかりづらいですよね。詐欺じゃないのかと思えるほどサービス内容が入り組んでいてショップ店員の言われるがまま契約する人も多いかと思います。

今回のUQ WiMAXもモバイル通信会社。炎上・訴訟騒ぎまで発展したおかげかサービスの見直しを検討するという発表しました。

私はUQ WiMAXユーザー3年目。

速度制限問題を最初から注目していたので簡単にまとめてみました。

目次
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WiMAX2+という高速通信サービスを始めたのがきっかけ

通信速度制限を始めたきっかけはWiMAX2+という高速通信サービスを始めたことで生まれた。

無印WiMAXが最大40Mbpsだったのに対して、WiMAX2+は最大220Mbpsまで高速化。ただ高速通信を無制限に開放するわけにはいかないので(無限ではないため)速度制限をかけることに決まりました。

WiMAX2+の速度制限内容(※開始当時)

携帯や格安SIMなどモバイル通信の上限を7GBに設定している会社は多いですがUQ WiMAXも1ヶ月の通信量を7GBに制限。

しかしUQ WiMAXは元々ノーリミットをウリにしてきた会社。そこで新たにギガ放題というサービスを作って7GBの制限がなくなるようにしました。これが通信容量無制限です。

しかしヘビーユーザーに占有されても困るので3日で3GB以上使った場合には約1Mbps程度に通信速度が制限されます。これが通信速度制限です。

WiMAXが消滅!WIMAX2+への移行を促すUQ社

ノーリミットで使えるWiMAXを2018年3月末に完全に消滅させて2+に完全移行するというのがUQ社の計画だといいます。

UQ社が使える周波数帯は50MHz。

現在はWiMAX(30Mhz)、WiMAX2+(20MHz)という割合ですがこれを2015年9月までにWiMAX(10Mhz(-20))、WiMAX2+(40MHz(+20))に移行。最終的には周波数帯全てをWiMAX2+に移行するようです。移行されました。

そこで初代WiMAXを利用している人向けにタダ替えキャンペーンをおこなってWiMAX2+への契約変更を促しました。

 

契約手数料や機種変料金などがタダになるサービス。

特に2015年2月19日までにタダ替えキャンペーンを使えばギガ放題プランの料金が無料になるというので、最後まで情報を集めながら私はギリギリになってWiMAX2+に契約変更しました。

そしてWiMAX2+のサービスを徐々におこなって、サービスが浸透したと思われる2015年4月から速度制限を実施する事になりました。

UQ WiMAXが炎上・訴訟騒ぎに発展した理由

用意周到におこなったUQコミュニケーションズ社。

なぜ炎上・訴訟騒ぎに発展したのでしょうか…?

1.誇大広告で客を呼び込んでいた

これが一番の問題点。

「高速通信!」「無制限!」

UQ WiMAXはこの文句を連発していました。

無制限といえば無制限のはずなんですが実際は速度制限がかかるんですよね。

「契約書に書いてありますよ~」

サポートに文句をいうユーザーにはそう答えていたそうです。

確かに書いてありました。でもこういう不利益な情報って文字が小さいんですよねー。今回もそれでした。

初代WiMAXがノーリミットだったので2+もノーリミットだと勘違いしても仕方がないと思います。

速度制限についての文言を静かに変更

・3日3ギガ使った場合、速度制限されることがあります

と速度制限について記載されています。

速度制限があります。

でも以前はこんな風に、「よっぽど酷くないと速度制限しないのかも?」と勘違いさせるような書き方をしていました。

私自身も速度制限が始まる前に色々とサポートに聞いたのですが全く内容について教えてくれませんでした。

速度制限の情報も「Youtubeが見られる程度」という社長が発表会で洩らした言葉のみだったんですよね。

追記:炎上した後は大きな文字で強調するように書かれています。

 

姑息な1ヶ月ずらし

2015年4月から速度制限開始しました。でも実際はどれくらい使っても速度制限されない。

「WiMAX神!」などと喜ぶユーザーの声がTwitterにも広がっていました。

今までのWiMAXより安定して繋がって高速な回線が使い放題になったんです。喜びますよね。

しかしそれも4月末で終了

3日3ギガの速度制限が容赦なく全てのユーザーにおこなわれました。

 

4月に速度制限するというので様子見ていたユーザーは無制限かどうかを確認して契約した人も多いでしょう。

あげて落とすの典型的なパターン。

私も「ついにやられたか…」とため息をついていました。

 

2.解約手数料が大幅増

初代WiMAXは1年契約なのに対してWiMAX2+は当時は2年契約。

1年目で解約すると2万円くらい違約金がかかります。速度制限があると知らなかったユーザーはある意味カモ。

速度制限があるか様子を見ていたユーザーも丸ごと仕留められた感じがします。

 

(参考)1ヶ月~13ヶ月目:19,950円 14ヶ月~25ヶ月目:14,700円

 

制限しないかもしれない。というHPの文言」

「速度制限するよーといったのにしばらくしなかった」

この2つはさすがに汚くないか?と思っていました。

UQ WiMAX2+の速度制限問題が炎上!総務省の指導も

ダマされた-!

こんなんだったら契約しなかった!

そんな声があちらこちらから聞こえてきました。

中には「店頭で申し込んだ時に無制限と言われた」という人も出てくる始末。

WiMAXの理不尽さに対して総務省や消費者センターへ連絡する人も多かったようです。

そんな中訴訟をおこそうとするWiMAXユーザーも現れて短時間で多くの共感を得ました。

このサイトが注目されてヤフーニュースに載ってUQ WiMAXの速度制限緩和に至ったわけです。

おときた駿都議もこの問題のために動いていたようです。

総務省からUQ WiMAXに指導が入ってHPの文言が変わっていたのは知りませんでした。

そしてUQコミュニケーションズ社からの速度制限に対しての正式な回答がHP上で発表。

WiMAX2 速度規制 緩和1Mbps程度に制限されていた通信速度が即日5~6Mbpsに緩和されていました。

WiMAX2+の今後の展開!

5~6Mbps位の速度制限ならば私は問題ありません。ただ今回の速度制限緩和は暫定処置

正式に発表されるまで注意が必要です。

 

また速度制限がある事を知らずに契約したユーザーに対しての無償解約も是非盛り込んでほしいところです。

日本のモバイル業界は健全とは言えない状態。

携帯キャリアの契約なんて本当にわかりづらい上に横並び。目くそ鼻くそ。

UQもAUの子会社なので残念ながら同じ穴のむじなです。

「日本の会社だから下手なことをしないだろう」

そんな信頼関係は特にモバイル通信業界には通用しません。

UQ WiMAXの野坂社長がラジオ番組に出演!

2015年7月23日、UQの野坂社長がUQ WiMAX2+の速度制限問題で炎上して初めて公の場で発言しました。

30分のラジオ番組の中で

  • 通信量無制限と通信速度無制限の違いを一般のユーザーにはわかりにくかった
  • 広告を全て書き直す作業が大変(笑)
  • 意思疎通がうまくいかなかっただけだと思う(笑)
  • 3日3ギガ規制の速度をyoutube(HD画質720p)が見られる位に緩和
  • でもこれは暫定的な処置。このままっていう訳ではない
  • 〇日×ギガの〇と×の数字について妥協点を探る
  • 無償解約は話をキッチリ聞いてからの個別対応
  • UQへの期待の裏返しが今回の訴訟問題の発端でしょ?
  • 例えば相手を思いやっている夫婦間で言葉の行き違いがあった。それだけだと本当のところは思っている(笑)
  • 誠に申し訳ございませんでした(笑)

ラジオを聞いた人ならわかると思いますが野坂社長、常に半笑い。火に油を注ぐ結果にならないといいですが。

現在は規制速度が6Mbps程度。多分この速度なら不満の声はだいぶ減るんじゃないかと思います。

しかしこれは今だけの速度。もっと規制しますよーという風に聞こえました。

モバイル業界が腐っているのか「なんでこれ位で怒るの?」「むしろ余所より全然いいでしょ?」っていう風に言っているように感じました。

 

ちゃんと読まないのが悪い!

契約を交わす前に文章が書いてあるでしょ?

ただ明らかに誤解しちゃったなら無償解約してあげるよ?

とあまり気持ちの良い感じじゃありませんでした。

無線は有限なのはわかりますが、「3日3ギガと言っても1日50ギガ使う事もできますよ?」なんて事を推奨しちゃダメでしょ。

ユーザーが何を求めているのは多少遅くても無制限に使える回線。

220Mbpsの高速回線と言っても220M出てないしー。少しだけ規制させてもらいます。といいながら220Mbpsが1Mpbsですよ。

今後どうなるかユーザーである限りアンテナ張って見守りたいと思います!

2015年11月13日追記:WiMAX2+の拡張ほぼ終了!速度測定してみた!

2015年11月9日、UQ WiMAX社はWiMAX2+の周波数帯の拡張がほぼ終了したとWebサイト上で発表しました。

WiMAX2+の速度が最大220Mbpsに高速化されたのに伴って無印WiMAXの下り最大速度が40Mbpsから13.3Mbpsに劣化しました。

現在私は無印とWimax2+(100Mbps)が使えるルーターWi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15を使っています。

wimax2+

久しぶりに速度を測定してみました。

朝8時過ぎに計測しましたが7月に計測したデータと下り速度はほぼ同じでした。3日3ギガ規制は変わらず続いています。

規制速度が1Mbbps⇒5~6Mbpsに緩和されましたが4ヶ月経ってもそのまま。問題のあった2015年中はこのままの速度でいくのかもしれません。

 

最近は無印WiMAXを使わずWiMAX2+の規制速度で運用しています。無印WiMAXが一時期から接続が切れやすくなってしまって使い物にならないからです。

キャリアの意味のない最大速度競争と今後

AUは最大速度300Mbpsを目指すそうです。

一瞬で通信速度規制がかかるくせに本当に誰得?っていう感じで怒りを感じます。そもそもそんな速度出ないだろうに。

3大携帯キャリアは相変わらずの増収増益の模様。

この嫌になるモバイル業界の現状…変わる日は来るのでしょうか。

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この記事を書いた人

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