いつものKyash改悪ニュースです。
Kyashはクレジットカード決済でポイントの2重取りができる有り難い決済アプリなんですが、この度還元率が0.2%に下がりました。Kyash CardもLiteもバーチャルも全て同じです。
厳密にいえばKyashマネーは1%(0.5%)で据え置きなのですが、Kyashバリューが0.2%に下がった訳です。月間還元ポイント上限も5分の1になりました。
以前Kyashの海外サービス手数料がしれっと仕様変更されていたり…とKyashの悪いニュースは続きますね。
2021年2月10日から変わるKyashポイント還元の変更について詳しく書いていきます。
KyashバリューとKyashマネーの違いを知ればわかりやすいと思います。
2021年2月4日からKyashの仕様が変更されます
1月28日にKyashは4つの仕様変更を発表しました。
- 銀行口座からの指定自動入金スタート(2月4日から)
- 登録カードを使った指定金額入金機能の廃止(2月4日から)
- ゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行の接続再開・開始(2月4日から)
- 決済時のポイント還元率の一部変更(2月10日から)
1と3はユーザーにとってプラスのニュース。
2番の「指定金額入金機能廃止」はちょっと改悪気味なものも我慢できます。
クレジットカードから金額を指定してKyashに入金できないものの、クレジットカードをリンクして決済することは今まで通りだったので。
しかし4の「決済時のポイント還元率の一部変更」はヤバい。
Kyashの最大のうま味は「ポイント2重取り」な訳ですから。還元率が2%から1%へ下がった衝撃に近い物がありました。
【改悪】Kyashポイント還元率変更を詳しく(クレジットカード紐付け)
Kyashのポイント還元率変更を詳しくみていきます。
還元率について以下2つの変更点がありました。
- 還元率が1.0(0.5%)⇒0.2%へ
- 月間還元上限が1,200(600)ポイント⇒100ポイントへ
還元率は両方改悪です。特に月100ポイントまでしか還元しない上限は痛いですね。
Kyash還元率が0.2%に変更
2021年2月10日からKyashバリュー(決済だけに使える残高)のポイント還元率が変更されて一律0.2%になりました。Kyashマネーは今まで通り1.0%(0.5%)です。
Kyash Cardの還元率1.0%だから発行手数料900円払ってカードを作った方も多いはず。
それがLiteどころかVirtualと同じだというのは酷い話です。
残高 | 入金方法 | 利用方法 |
---|---|---|
Kyashマネー | 銀行口座ペイジー | 決済・送金・出金可能 |
ペイジー | ||
コンビニ | ||
セブン銀行ATM | ||
Kyashバリュー | クレジットカード | 決済のみ |
デビットカード | ||
Kyashポイント | ||
他サービス売上・ポイント | ||
アカウント移行時の繰越残高 |
KyashマネーとKyashバリューは入金方法によって異なります。(紛らわしいのでサポートに問い合わせました)
Kyashマネーは現行通りの還元率(1.0%と0.5%)と上限でKyashバリューは今回変更されました。
つまり、クレジットカード・デビットカードを使ったポイント2重取りができなくなった訳です。
月間還元上限が100ポイントに変更
ポイント還元は月間還元上限も変更になり一律月間100ポイントになりました。
50,000円のお買い物でKyash Cardは500ポイント、その他が250ポイントもらえていましたが一律100ポイントに。
ポイントがもらえる上限は50,000円までの決済というのは同じですが、還元されるポイントが1/5になってしまったんですね。
Kyashマネーの場合は500ポイント(250ポイント)で月間還元上限は変わりません。
還元ポイントは減ってしまったものの、ないよりはマシ。
最近900円払ってKyash Cardを作った方はお気の毒としか言いようがありません。
Kyashがポイント還元を変更したのは「広告費」だから
Kyashが2重取りできるポイント還元サービスをなぜやっているか。
それはKyash利用ユーザーを獲得するためです。つまりKyashポイントは広告費なんですよね。
普通のクレジットカードはリボ払いや支払い回数手数料などを収益源にしています。
しかしKyashはプリペイド式カードと同じようなものなのでそれらのサービスで稼げません。
加盟店からのカード支払手数料も右から左でプラスマイナス0。
Kyashは何で儲けているのか不明なんですよね。
2020年12月に廃止された「残高利息」サービスもお友達紹介キャンペーンもただ利用者を増やそうとする施策でしかありません。
Kyashの今後は、ある程度の登録ユーザーを抱えたまま事業売却するか、近年実現しようとしている「電子マネーでのデジタル給与」の手数料を当てにしているのか。
どちらにせよKyashの2重取りできるポイント還元サービスは広告費なので、いつかなくなると思っていいでしょう。
Kyashの海外サービス手数料が他のクレジットカードと比較して高めなのも、利益を出すサービスが少ないからかもしれません。
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